内視鏡検査・治療
【内視鏡検査とは】
小型カメラを体内に入れて直接観察をすることを内視鏡検査を呼んでおり、主に「胃カメラ」と「大腸検査」の2つがあります。いずれも、患部を直接観察することができるため、レントゲンなどに比べて非常に精度の高い検査となっています。
【つらくない胃カメラ】
胃カメラはつらい・痛い・苦しい・・・そんなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、ご安心ください。当院の胃カメラは、ラクに苦痛なく受けて頂くことができます。
当院のこだわり
1、静脈麻酔を使います。
当院では、胃カメラ検査前に鎮静剤を使った静脈麻酔を投与し、患者さんの痛みや苦痛を取り除いています。全身麻酔とは違い、話しかけられると応答することができるくらいの麻酔ですが、ウトウトとしている間に検査を終えることができます。
2、鼻から胃カメラを挿入することも可能です。
口からの胃カメラに抵抗のある方や、静脈麻酔を避けたい(検査後すぐに出かけるなど)方は、鼻からの胃カメラを実施しています。ただし、口からの胃カメラの方が検査精度が高いため、特にこだわりのない方には静脈麻酔を使って口から挿入する胃カメラをおすすめしています。
3、寝ているだけで全て終わります。
安静室で一度ストレッチャーにお乗り頂いたら、立ち上がって移動したり、姿勢を変えたりすることなく、検査室に移動し、検査を終え、再び安静室まで戻ってきてお休み頂くことができます。(検査そのものの所要時間は約5分です)
【大腸検査】
大腸がんによる日本人の死亡率は年々増加しており、女性はがんによる死亡原因第1位となっています。一方、大腸の中は非常に傷つきやすく、万が一出血をした場合は大惨事となる可能性がある非常に繊細な臓器です。当院の大腸検査は、高度な技術、ポリープ発見率の高い機器、万が一の時に対処できる知識・経験・設備があり、安心して検査を受けて頂くことができます。
当院のこだわり
1、胃カメラと同時に受けられます。
大腸検査の際も、静脈麻酔によってウトウトとしている間に終えることができますので、痛みなどを心配する必要はありません。また、一回の静脈麻酔で、胃カメラ・大腸検査の両方を受けられるため、時間や身体への負担を軽減して頂くことができます。(もちろん、大腸検査のみの実施もしております)
2、寝ているだけで全て終わります。
胃カメラと大腸検査はカメラの入口が異なるため、検査装置が固定されていると、患者さんが身体の向きを変えなければなりません。しかし、当院では、患者さんに動いて頂くことなくそれぞれの検査ができるように設備を設計しておりますので、複数の検査を受ける場合も最後までストレッチャーの上で寝ているだけで、動いたり移動したりする必要はありません。
3、大腸検査が中止となった場合は、当日中に別の検査を受けて頂けます。
胃と違い、大腸は非常に長く形も複雑なため、稀に内視鏡が届かないことがあります。また、腸内の粘膜が癒着していて内視鏡が奥まで入っていかないこともあります。このような時は、提携している病院でCTC検査(大腸内に炭酸ガスを入れてCTを撮影する検査)を受けて頂くことができます。大腸を検査する日は、事前に2リットルもの下剤を服用しなければならないため、別日に検査をするとなると再び下剤を飲まなければなりません。こういった負担をなくすためにも、万が一内視鏡検査が中止になった場合は、当日中にCTC検査を受けて頂ける体制になっております。
【ポリープ切除】
胃のポリープは、粘膜が隆起しただけで、がんになる可能性はほとんどありません。一方、大腸のポリープには、がんになる可能性が高いものもあります。そのため、当院では大腸内でポリープを発見した際には、その場で切除して止血処置をおこなっております。ただし、2cmを超える大きなポリープが見つかった場合には、入院が必要ですので大学病院などをご紹介いたします。